きっと、当たり前の事が当たり前ではなくなるからだよ
今までは、すぐ目の前にいて…
一緒に話して、一緒に遊んで…
そんな、何も特別ではなかった事が、特別なことになってしまうから…
他愛のない幸せがすぐ目の前にあった時の事を、ふと思い出してしまうから…
だから、悲しいんだよ…
夏の日も・・・
秋の日も・・・
冬の日も・・・
私の思い出が佐祐理と祐一の中にありますように・・・
そのヒトにとって、その一瞬がどれだけ大切だったか…
どれだけ意味のあることだったのか…
それだけだと思います
俺には奇跡は起こせないけど・・
でも名雪の側にいることはできる。
約束する。
名雪が悲しいときには俺がなぐさめてやる。
楽しいときには一緒に笑ってやる。
白い雪に覆われる冬も・・・
街中に桜の舞う春も・・・
静かな夏も・・・
目の覚めるような紅葉に囲まれた秋も・・・
そして、また雪が降り始めても・・・。
俺はずっとここにいる。
俺は・・・・・名雪のことが、本当に好きみたいだから。
例え、思いが実らなかったとしてもそれは生きる糧になっていくんじゃないかしら。
「それだけで、今まで待ってて本当に良かったって思えるもん」
ずっと、ずっと笑っていることができましたか?
「私の、私たちの夢を見ている誰かは、たったひとつだけ、どんな願い事でも叶えることができるんです」
強くならなくたっていい…
「佐祐理を悲しませたら、絶対に許さないから!」
祐一君
ボクのこと……
……ボクのこと、忘れてください……
ボクなんて、最初からいなかったんだって……
そう、思ってください……
泣きゲーというジャンルを確立した記念碑的作品。本作で評価を高めたKeyブランドは以後「AIR」や「CLANNAD」のような人気ゲームを世に送り出します。平易な言葉なのに胸が痛くなる言葉がいっぱいです。
『Kanon』(カノン)は、ゲームブランド・Keyが1作目に制作した恋愛アドベンチャーゲーム、およびそれを原作としてメディアミックス的展開がなされたアニメやコミックなどの作品群のことをいう。
『Kanon』は、パソコン用ソフトとして1999年6月4日にKeyより発売された。シナリオに「泣き」「感動」の要素を取り入れた、いわゆる「泣きゲー」と呼ばれるジャンルの先駆けとなった作品で「泣きゲーの金字塔」と呼ばれ、以後の恋愛アドベンチャーゲームに多大な影響を与えた。また、感動要素に隠れがちではあるものの、ビジュアルアーツ社長の馬場隆博は、日常描写に楽しさを持ち込んだ点を大きく評価している。
追加要素等を加えての再発売だけでなく、パソコン用ソフトとしての枠を超えてコンシューマゲーム機やモバイルデバイスにも広く移植されており、テレビアニメや小説、漫画といったメディアミックス的な展開が行われている。
テレビアニメ(京都アニメーション版)は2006年10月5日から2007年3月15日までBS-i(現BS-TBS)で全24話が放送された。映像フォーマットはISDB-Sデジタルハイビジョン。キャラクターデザインは原作のイメージを念頭に置きつつ、樋上いたるの現在の絵柄に寄ったアレンジが成された。
家庭の事情により北国(「雪の街」)の叔母の家に居候することになった相沢祐一。7年前まではよく訪れていたにも関わらず、彼には当時のことが思い出せずにいた。そんな中、彼はそこで出会った5人の少女達と交流を深め、幼い頃の大切な記憶を取り戻していく。
まず、両親の海外赴任に伴い、叔母の水瀬家に居候させてもらうことになり、「雪の街」へ7年ぶりに帰ってくる。 そこで「水瀬名雪」に再会する所から物語は始まる。
名雪との関わりあいから、他の各ヒロインに出会っていく流れである。 また、様々な事情により、水瀬家に居候をするヒロインも存在する。 そして、各ヒロインのルートにおけるストーリーへと繋がっていく。
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