ケロQから2010年3月26日に発売された恋愛ノベルゲーム 萌えゲーアワード2010大賞部門銅賞 シナリオ賞部門金賞受賞作品
神様なんて世界にいない それどころか、この世界に生まれるのは呪いに似たようなものだって……だってさ、死んじゃうんだからさ どんな幸せな時間も終わる どんな楽しい時間も終わる どんなに人を愛しても……どんなに世界を愛しても……それは終わる 死という名の終止符を打たれて……。
たぶんさ・・・今言わないと手遅れになる かもしれない言葉って沢山あると思う。
ボクたちは、ただ名ばかりでシャボン玉の様にふくらんでしまった……そんな空想の恋人に恋焦がれている……さぁ、君、取りたまえ。この空想を、そして本物に変えるのは君だ ボクは恋の嘆きとか書き散らかしたけど……彷徨う鳥の留まるのを 君は見る事が出来る人なんだ さあ、取りたまえ!
……さあ、取れ、取るがいい!だがな、貴様たちがいくら騒いでも、あの世へ、俺が持って行くものが一つある!神の懐へ入るときはな、俺はこう挨拶をして、青空の門を広々と掃き清めて、貴様らがなんと言おうと持って行くのだ!皺一つ、染み一つつけないままで!それはな、わたしの……心意気だ!
存在以前なる者が存在したら、人が死を恨むように存在を恨むかもしれない だとしたら、生まれたての子どもが泣くのは 自らの生に対する呪いだ
我々は死を考えることを置き去りにし!あたかもこの日常が永遠に続くかのごとく振る舞うことを強制する!なぜならば、死の不条理さの前ではすべてが無力であり、すべてが無意味だからである!
人は死を知らず、にも関わらず人は死を知り、そしてそれが故に 幸福の中で溺れることを覚えた 絶望とは、幸福の中で溺れる事が出来る人にだけ与えられた特権だな だからこそ人は言葉を手に入れた 空を美しいと感じた。よき世界になれと祈れるようになった 言葉と美しさと祈り 三つの力とともに、素晴らしい日々を手に入れた。人よ、幸福たれ!
瞑想しろ!考える必要はない!ただ感じるためだけに瞑想しろ!考えるな!感じるんだ!
近代化とはすなわち分業の時代・・・それぞれがそれぞれの特性を生かし、社会に奉仕する・・・それが正しい現代のあり方なのです!
世界のすべてが愛で満ちていること……それは祈り 自分が見上げたこの夜空が、祝福されていること……それは祈り 世界は祝福で満ちている だから人は永遠の相に生きることが出来る
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神は我々と共に歩む……
だから、死後、自分が歩いた道を見ると……必ず寄り添う足跡がもう一つ見つかる
人生は寄り添う力で支えられている……
でもさ……一番つらい時、悲しい時に、足跡は一つになってるんだってさ……
その時……神様は、立ち止まって動けない人の足そのものになってくれてるんだってさ……
そう……立ち止まっていると思えた道も……かならず先に進んでいる……
まるで、羽咲ちゃんが登れないと思った、あの坂道みたいに……
人は先に進む……その歩みを止める事はできない
たった一つの思いを心に刻み込まれて
そう、命令した刻印……すべての人……いや、すべての生命が刻印に命じられて生きている
そうね……その刻印には、ただこう刻まれている
幸福に生きよ
猫よ犬よシマウマよ虎さんよセミさんよそして人よ等しく、幸福に生きよ
だから、死後、自分が歩いた道を見ると……必ず寄り添う足跡がもう一つ見つかる
人生は寄り添う力で支えられている……
でもさ……一番つらい時、悲しい時に、足跡は一つになってるんだってさ……
その時……神様は、立ち止まって動けない人の足そのものになってくれてるんだってさ……
そう……立ち止まっていると思えた道も……かならず先に進んでいる……
まるで、羽咲ちゃんが登れないと思った、あの坂道みたいに……
人は先に進む……その歩みを止める事はできない
たった一つの思いを心に刻み込まれて
そう、命令した刻印……すべての人……いや、すべての生命が刻印に命じられて生きている
そうね……その刻印には、ただこう刻まれている
幸福に生きよ
猫よ犬よシマウマよ虎さんよセミさんよそして人よ等しく、幸福に生きよ
私からしたら、あなたこそ常識というくだらない教義を狂ったように信じているみたいに見えますよ。自分が理解できないものに『狂』のレッテルを貼らずにはいられない・・・自分が信じる常識は覆る様な考えは・・・全て狂っている人間のしわざ・・・
人は、何かの問題に容易な原因を作る。でも、悲劇の原因はただ一つの事実によってなど決定しない。正しい選択の積み重ねが時に大きな悲劇だって生む。そう言った意味でも、『地獄への道は善意で敷き詰められている』のだろう。人はよかれと思い・・・地獄への道を歩いていく・・・。
あはは……でも凄いな いやあらためて空見るとさ、やっぱり星空はすげぇなぁってね これだけの空……これだけの宇宙が、全部頭の中にあるんだよ……すごいすごい
人生の意味なんて問う必要はない 人生が不可解であると戸惑う必要はない 人が生きるということはそれ自体をも飲み込んでしまう広さだから それは神と同じ大きさ 神と同じ重さ それは美しい旋律と美しい言葉
由岐……俺はたまにこんな事を考えるんだ 世界の限界って何処なんだろう……
世界のさ……世界の果てのもっともっと果て……そんな場所があったとして……
もし仮に俺がその場所に立つ事が出来たとして……やっぱり俺は普段通りにその果ての風景を見る事が出来るのかな?なんてさ……
これが当たり前って考えるって……なんか変だと思うだろ?
だって其処は世界の果てなんだ 世界の限界なんだぜ
もしそれを俺は見る事が出来るなら……世界の限界って……俺の限界と同義にならないか?だって、そこから見える世界は……俺が見ている……俺の世界じゃないか 世界の限界は……俺の限界という事になるんだよ
世界は俺が見て触って、そして感じたもの だとしたら、世界って何なんだろう 世界と俺の違いって何だろう……って
あるのか?世界と俺に差
だから言う 俺と世界に違いなんてない……そう俺は確信した
だからこそ、疑問に思う 他人も含めた世界って何だ?
世界が俺なら、他の連中は何だ?それらも世界を持っているのか?だったらそれは別々の交わらない世界なのか?それともその世界は交わる事が出来るのか?すべての世界……すべての魂は……たった一つの世界を見る事が出来るのか?
俺が見た、世界の果ての風景 世界の限界 最果ての風景
その時に、お前も同じ様に世界の果てを見るのだろう お前が見た、世界の果ての空 世界の限界の空 最果ての空
俺は、お前と見る事が出来るだろうか?そこで同じ世界の終わりを……違う空の下でありながら……同じ空の下で見るんだ…………俺はたまにこんな事を考えるんだ あの、向日葵の先の坂道……あれを思い出しながら……
世界のさ……世界の果てのもっともっと果て……そんな場所があったとして……
もし仮に俺がその場所に立つ事が出来たとして……やっぱり俺は普段通りにその果ての風景を見る事が出来るのかな?なんてさ……
これが当たり前って考えるって……なんか変だと思うだろ?
だって其処は世界の果てなんだ 世界の限界なんだぜ
もしそれを俺は見る事が出来るなら……世界の限界って……俺の限界と同義にならないか?だって、そこから見える世界は……俺が見ている……俺の世界じゃないか 世界の限界は……俺の限界という事になるんだよ
世界は俺が見て触って、そして感じたもの だとしたら、世界って何なんだろう 世界と俺の違いって何だろう……って
あるのか?世界と俺に差
だから言う 俺と世界に違いなんてない……そう俺は確信した
だからこそ、疑問に思う 他人も含めた世界って何だ?
世界が俺なら、他の連中は何だ?それらも世界を持っているのか?だったらそれは別々の交わらない世界なのか?それともその世界は交わる事が出来るのか?すべての世界……すべての魂は……たった一つの世界を見る事が出来るのか?
俺が見た、世界の果ての風景 世界の限界 最果ての風景
その時に、お前も同じ様に世界の果てを見るのだろう お前が見た、世界の果ての空 世界の限界の空 最果ての空
俺は、お前と見る事が出来るだろうか?そこで同じ世界の終わりを……違う空の下でありながら……同じ空の下で見るんだ…………俺はたまにこんな事を考えるんだ あの、向日葵の先の坂道……あれを思い出しながら……
あんたは先に進みなさいよ……ああ、そうだよ……この先だよ……
向日葵の咲く丘の先……登れない坂道の先……
あんたはそこまで、羽咲ちゃんを迎えに行かなきゃいけないんだよ……登れない坂道……
ほら、しゃんとしろよ……皆守 ここでお別れなんだから……
そうだよ……お別れだ……私が歩けるのはここまでだ……この空の下で……皆守とは……もうお別れだ……長い長い空の下……ここまで一緒に歩いてきたけど……もうおしまい
ここから先……あんたのそばを歩くのは 私じゃない……皆守と一緒の道を歩くのは 私じゃない……さぁ……行けよ…… ヒーロー私の……ヒーロー……そして ……羽咲ちゃんのスーパーヒーローっ!
向日葵の咲く丘の先……登れない坂道の先……
あんたはそこまで、羽咲ちゃんを迎えに行かなきゃいけないんだよ……登れない坂道……
ほら、しゃんとしろよ……皆守 ここでお別れなんだから……
そうだよ……お別れだ……私が歩けるのはここまでだ……この空の下で……皆守とは……もうお別れだ……長い長い空の下……ここまで一緒に歩いてきたけど……もうおしまい
ここから先……あんたのそばを歩くのは 私じゃない……皆守と一緒の道を歩くのは 私じゃない……さぁ……行けよ…… ヒーロー私の……ヒーロー……そして ……羽咲ちゃんのスーパーヒーローっ!
書き割りの様なチープで…出来損ないの夢の世界…それでも、そこであなたと過ごせた時間は、間違いなく素晴らしき日々でした
ブログ管理人のコメント
物語前半は電波ゆんゆんで狂気に満ちた雰囲気、後半では前半の謎と数多くの伏線を怒濤の勢いで回収していく、心に残る哲学的な名作ゲーム。「この世界とは何か?」と考察すると価値観が拡張されます。ブログ管理人は救世主・間宮が好き。
物語前半は電波ゆんゆんで狂気に満ちた雰囲気、後半では前半の謎と数多くの伏線を怒濤の勢いで回収していく、心に残る哲学的な名作ゲーム。「この世界とは何か?」と考察すると価値観が拡張されます。ブログ管理人は救世主・間宮が好き。
『素晴らしき日々 〜不連続存在〜』は、ケロQから2010年3月26日に発売された恋愛ノベルゲーム。モエカす以降、ケロQブランドとしては実に6年ぶりに発売された新作。「すばひび」と略される。萌えゲーアワード2010大賞部門銅賞、シナリオ賞部門金賞受賞作品。
『終ノ空』の設定をベースとしながらも、決別(?)することを目指した作品。『終ノ空』同様、ヴィトゲンシュタインの哲学思想を基調として、そこから独自の考察を加えつつ発展性について言及しているのが特徴。他にも様々な書物を引用している。
水上由岐は、空から降ってきたぬいぐるみを拾う。ぬいぐるみを落とした少女、高島ざくろは言う。それは〝空に帰る日〟を探す為の行為なのだと。その日から由岐は、幼なじみの若槻姉妹、高島ざくろと共に〝空の少女〟と〝世界少女〟とが出会う、その場所を探すことになる――
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