Production I.G制作によるアニメ
猟犬でなく、刑事でありたいと、そう言っていた彼の眼差しは、だが紛れもなく、獲物を追い詰める肉食獣のそれだった。
「相手を殺すのはドミネーターじゃなくこの俺だ」と、それを肝に命じておくためにも、ここにちゃんと痛みを感じておかないとな
……ふざけるな! またお得意の”刑事の勘”か? そいつはただの妄想だ! 貴様のような潜在犯が、ただの社会のク.ズに過ぎないという証拠だ!! 状況証拠に基づいた憶測で行動はできない。俺たちの任務は、シビュラの判定した犯罪係数を元に、社会の秩序を維持することだ!
法が人を守るんじゃない。人が法を守るんです。これまで悪を憎んで、正しい生き方を捜し求めてきた人々の想いが…その積み重ねが法なんです。それは、条文でもシステムでもない、誰もが心の中に抱えている、もろくてかけがえのない思いです。怒りや憎しみの力に比べたら、どうしようもなく簡単に壊れてしまうものなんです。だから、よりよい世界を作ろうとした、過去すべてのひとたちの祈りを、無意味にしてしまわないために。それは最後まで頑張って、守り通さなきゃいけないんです。諦めちゃいけないんです
今のうちに泣いておきなさい。じゃないと色相が濁っちゃうわよ
僕はとても興味があった、だから人を貸した、力を貸した。でもね、そろそろ底が見えてきた。最後の幕引きぐらい、借り物ではなく、君ならではの趣向を凝らしてみてはどうかね。
スポンサーリンク
本物も偽物もないからさ こいつらはネットのアイドル 偶像だ 偶像ってのは本人の意志だけでは成立しない。葉山も菅原も、自分の力だけで地位を気づいたわけじゃない周囲のファンの幻想によって祭り上げられることにより、タリスマンやスプーキーブーギーに成ることができた。アイドルの本音や正体と、そのキャラクターとしての理想像とはイコールじゃない。本人よりむしろファンの方が、アイドルに期待されるロールプレイをよりうまく実演できたとしても、不思議じゃない。
ネットって、ものを調理するための刃物とか、記録するための紙とか、そういうレベルのものじゃないですかね いい悪いじゃない。そこにあるんだから受け入れる、使うって言う。
深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている。狡噛はな、闇を見つめすぎたんだ。そして、今でもまだ見つめ続けてる。あいつにとって、世界にたった一つの正義ってやつは、その闇の奥底にしか無いんだろう。
言葉、手紙、通貨、電話。この世に存在するありとあらゆるコミュニケーションツールはすべて、この社会性を強化するためのものだ。
狡噛を理解するってのはな、狡噛のように物を見て、狡噛のように考えるってことだ。それができるようになったとしたら、その時あんたのサイコパスは、狡噛と同じサイコパスをたたき出していることだろうよ。
ボールだよ。ただ、投げられて、弾んで転がるだけのボールになりきる。一見無様に見えるかもしれんが、実は一番傷付かないし、疲れない。それが賢い立ち回りってもんだ。
愚か者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという。君が愚か者でないことを祈ろう。
人間の価値をはかるには、ただ努力させるだけでは駄目だ。力を与えてみればいい。法や倫理を越えて自由を手に入れたとき、その人間の魂が見えることがある。
デカルトは「決断が出来ない人間は欲望が大きすぎるか、悟性(知性の意味)が足りないのだ」と言った。
誰だって孤独だ。誰だって虚ろだ。もう誰も他人を必要としない。どんな才能もスペアが見つかる。どんな関係でも取り換えが利く。そんな世界に飽きていた。
本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。調子の悪い時に本の内容が頭に入ってこないことがある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でも、すらすらと内容が入ってくる本もある。なぜそうなのか考える。――精神的な調律、チューニングみたいなものかな。調律する際大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をぺらぺらめくった時、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ
携帯型心理診断鎮圧執行システムドミネーター起動しました。ユーザー認証、常守朱監視官 公安局刑事課所属、使用許諾確認。適正ユーザーです。現在の執行モードはノンリーサル パラライザー。落ち着いて照準を定め、対象を無力化してください
対象の脅威判定が更新されました。執行モード、デストロイ デコンポーザー。対象を完全排除します。ご注意ください
犯罪係数アンダー60、執行対象ではありません。トリガーをロックします
対象の脅威判定が更新されました。執行モード、リーサル エリミネーター。慎重に照準を定め、対象を排除してください
ブログ管理人のコメント
犯罪者を犯罪係数の多寡で処分する独自の世界観が魅力的な作品です。哲学的で、人生について考えさせられる言葉が多いと思われます。ブログ管理人はあまりに特殊な価値観をもちシビュラシステムでもサイコパスが計れない槙島聖護がお気に入り。
犯罪者を犯罪係数の多寡で処分する独自の世界観が魅力的な作品です。哲学的で、人生について考えさせられる言葉が多いと思われます。ブログ管理人はあまりに特殊な価値観をもちシビュラシステムでもサイコパスが計れない槙島聖護がお気に入り。
『PSYCHO-PASS サイコパス』(サイコパス)は、Production I.G制作による日本のアニメ。フジテレビ「ノイタミナ」にて、2012年10月から2013年3月までテレビアニメ第1期が、2014年7月から9月までテレビアニメ第1期の新編集版が、同年10月から12月にはテレビアニメ第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』が放送され、2015年1月には映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が公開された。
舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊武器「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。
コメント