鎌池和馬による日本のライトノベルシリーズ
歯を食いしばれよ、最強 俺の最弱は、ちっとばっか響くぞ
悪りィが・・・こっから先は一方通行だ!!侵入は禁止ってなァ!
涙を拭って前を見ろ。胸を張って誇りに思え。ここにいる全員が、お前に死なれちゃ困ると思ってんだ 今からお前に見せてやる。お前の住んでる世界には、まだまだ救いあるって事を。そして教えてやる!お前の居場所は、これくらいじゃ簡単に壊れないって事を!!
テメェが、そんな方法でなけりゃ誰一人救えねえって思ってんなら まずは、その幻想をぶち殺す!!
世界中の人を救う、ね。お前、『世界中』なんていうものを本当にくまなく見て回った事なんてあるのか?
ああ、俺は確かに不幸だった。この夏休みだけで何度も死にかけたよ、一度なんか右腕を丸ごと切断された事もあった。そりゃクラスメイトを一列に並べて比べりゃ、こんな不幸な夏休みを送ってんのは俺一人だろうさ。けどな俺はたった一度でも、後悔してるなんて言ったか?こんなに『不幸』な夏休みは送りたくなかったなんて言ったかよ!冗談じゃねえ、確かに俺の夏休みは『不幸』だった。だけど、それが何だ?そんな程度で、この俺が後悔するとでも思ってんのか?
確かに俺が『不幸』じゃなければ、もっと平穏な世界に生きていられたと思う。この夏休みだって、何度も何度も死にかけるようなものにはならなかったはずだ。「けど、そんなもんが『幸運』なのか?自文がのうのうと暮らしている影で別の誰かが苦しんで、血まみれになって、助けを求めて、そんなことにも気づかずに!ただふらふらと生きていることのふどこが『幸運』だっていうんだ!?
惨めったらしい『幸運』なんざ押し付けんな!こんなにも素晴らしい『不幸』を俺から奪うな!この道は、俺が歩く。これまでも、これからも、決して後悔しないために!『不幸』だなんて見下してんじゃねえ!俺は今、世界で一番『幸せ』なんだ!
確かに俺が『不幸』じゃなければ、もっと平穏な世界に生きていられたと思う。この夏休みだって、何度も何度も死にかけるようなものにはならなかったはずだ。「けど、そんなもんが『幸運』なのか?自文がのうのうと暮らしている影で別の誰かが苦しんで、血まみれになって、助けを求めて、そんなことにも気づかずに!ただふらふらと生きていることのふどこが『幸運』だっていうんだ!?
惨めったらしい『幸運』なんざ押し付けんな!こんなにも素晴らしい『不幸』を俺から奪うな!この道は、俺が歩く。これまでも、これからも、決して後悔しないために!『不幸』だなんて見下してんじゃねえ!俺は今、世界で一番『幸せ』なんだ!
己の行いに自信を持つ者に、歩んだ道のりへの言い訳など必要ない。行動の結果として意思が伝わる事はあろう。だが、初めから語るために用意された台本に、どれほどの真実が含まれている 見せてみろ、極東の聖人 口先だけの言葉ではない、その刃に籠めた理由を、無言のまま示してみせろ
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アンタ、知ってんだろ。大切な誰かに死なれる事の痛みが。目の前で誰かが苦しんで、傷ついて、でも自分には何もできなくて、どうしようもないっていう苦しみを知ってんだろ 焦ったはずだ。辛かったはずだ。苦しかったはずだ。痛かったはずだ。恐かったはずだ。震えたはずだ。叫んだはずだ。涙が出たはずだ。……だったら、それはダメだ。そんなに重たい衝撃は、誰かに押し付けちゃいけないものなんだ
彼らを『弱い』と決めつけ、その実力が信じられなかった自分が心のどこかで彼らを見下し、背中を預けられなかった自分がそうしてすぐ近くにあるはずの力を放置し、未熟な腕にも拘わらずたった一人で戦い続け、敵に大きな隙を見せてしまっていたこの自分が!この傲慢が、『守ってやる』という優越感が、全ての悲劇の元凶だったんですよ!!だから私は克服します。彼らが信じ、背中を預け、互いが互いの力を最大限に発揮する事で、私は私の天草凄十字教を取り戻して見せます!!我々のリーダーは我々であり、我々の仲間は我々です!!そこに『聖人』などという、たった一人のトップなど必要ありません!!
ふざけやがって、そんなつまんねえ事はどうでも良い!理屈も理論もいらねえ、たった一つだけ答えろ魔術師!!テメェは、インデックスを助けたくないのかよ?テメェら、ずっと待ってたんだろ?インデックスの記憶を奪わなくて済む、インデックスの敵に回らなくても済む、そんな誰もが笑って誰もが望む最っ高に最っ高な幸福な結末ってヤツを!ずっと、待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を!英雄がやってくるまでの場つなぎじゃねえ!主人公が登場するまでの時間稼ぎじゃねえ!他の何者でもなく他の何物でもなく!テメェのその手で、たった一人の女の子を助けてみせるって誓ったんじゃねえのかよ!?ずっとずっと主人公になりたかったんだろ!絵本みてえに映画みてえに、命を賭けてたった一人の女の子を守る、そんな魔術師になりたかったんだろ!だったらそれは全然終わってねえ!! 始まってすらいねえ!!ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!手を伸ばせば届くんだ。いい加減に始めようぜ、魔術師!
そもそも、何で俺とオマエが第一位と第二位に分けられてるか知ってるか。その間に、絶対的な壁があるからだ
この物語が、神様の作った奇蹟の通りに動いてるってんなら まずは、その幻想をぶち殺す!!
俺みたいなただの無能力者が、そんなご大層な人間に見えるのか!?善人?悪人?ふざけるんじゃねえ。そんな位置に立っていなきゃ、誰もたすけちゃいけないのか!?目の前で泣いてほしくない人が泣いているんだ!助けてくれって一言も言う事もできずに、唇噛んで耐えている人がいるんだ!!それだけで十分だろ!!立ち上がったって良いだろ!!特別なポジションも理由もいらねえ!!それだけあれば、もう盾になるように立ち塞がって構わねえだろうがよ!!
私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?
お願い、起きて。無理を言ってるのは分かってる、自分がどれだけひどい事を言ってるのかも分かってる。だけど、一度でいいから起きて!アンタにやって欲しい事があるの。ううん、アンタにしかできない事があるの!たった一つで良い、私の願いを聞いて!私にはきっと、みんなを守れない。どれだけもがいてどれだけあがいても、絶対に守れない!だから、お願いだから!お願いだから、アンタの力でアイツの夢を守ってあげて!
神様。あなたが選ばれた人々だけを救うというならば。残りの選ばれなかった人々は、一人も余さず私が救う。
悪にしても胸を張れ
闇の世界を突き進んだとして、それでも光を救ってみせろ
進むべき道が周りと違うからといって、それを恥じるな
闇の奥にいる事を誇りに思えるような、それほどの黒となれ
・・・・・・・・・・・・
既存のルールは全て捨てろ
・・・・・・・・・・・・・・・・
可能と不可能をもう一度再設定しろ
・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・
目の前にある条件をリスト化し、その壁を取り払え
闇の世界を突き進んだとして、それでも光を救ってみせろ
進むべき道が周りと違うからといって、それを恥じるな
闇の奥にいる事を誇りに思えるような、それほどの黒となれ
・・・・・・・・・・・・
既存のルールは全て捨てろ
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可能と不可能をもう一度再設定しろ
・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・
目の前にある条件をリスト化し、その壁を取り払え
・・・・・・確かに、この世界はいつか滅んでしまうかもしれない 何も、こんな悲劇的な結末じゃなくても良いはずだ。そいつを食い止めるために、戦ったって良いはずだ。
ブログ管理人のコメント
直接的で分かりやすく、それゆえに胸にストレートに響く名言が多い作品です。キャラクターが可愛くて内容も面白い人気作ですね。ブログ管理人はインデックスが好き。とある科学の超電磁砲も合わせてどうぞ。
直接的で分かりやすく、それゆえに胸にストレートに響く名言が多い作品です。キャラクターが可愛くて内容も面白い人気作ですね。ブログ管理人はインデックスが好き。とある科学の超電磁砲も合わせてどうぞ。
『とある魔術の禁書目録』(とあるまじゅつのインデックス)は、鎌池和馬による日本のライトノベルシリーズ。また、それを原作・題材とした派生作品群。イラスト担当は灰村キヨタカ。
鎌池和馬のデビュー作にして出世作。SFやファンタジーの要素を取り入れ、超能力や兵器などオーバーテクノロジー尽くしの科学サイドと、聖書や魔術などのオカルト尽くしの魔術サイドという、相反する設定の2陣営が混在し対立するという世界観を描いたバトルアクション作品である。略称は「とある」「禁書目録」「禁書」「インデックス」など。他にも『禁書目録』と『超電磁砲』の2つを総合して「とあるシリーズ」といった略称もある。
超能力が科学によって解明された世界。能力開発を時間割り(カリキュラム)に組み込む巨大な学園都市。その街に住む高校生・上条当麻のもとに、純白のシスターが現れた。彼女は禁書目録(インデックス)と名乗り、魔術師に追われていると語る。こうして上条当麻は、科学と魔術の交差する世界へと足を踏み入れていく。
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