ドイツの古典文献学者 哲学者
自分を破壊する一歩手前の負荷が、自分を強くしてくれる。
自分に命令する力のないものほど、自分を命令するものを求める。
誰であれ、若いうちは、思う存分遊ぶべきである。長いあいだ活字の森にばかりいると、そこから抜け出られなくなるものだ。
脱皮できない蛇は滅びる。その意見をとりかえていくことを妨げられた精神も同様だ。
怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。
万人向きの書物は常に悪臭を放つ書物である。民衆が飲み食いするところでは、崇敬するところでさえも、常に息がつまるものだ。
善にも強ければ、悪にも強いというのが、いちばん強力な性格である。
真理は醜いもの
男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。 そしてまた、男は女を愛するが、それは遊びのなかで最も危険なものであるからだ。
人生を、危険にさらせ!
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高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。高いところへは、他人によって運ばれてはならない。ひとの背中や頭に乗ってはならない。
復讐と恋愛においては女は男よりも野蛮である。
人は、常に前へだけは進めない。引き潮あり、差し潮がある。
一日一日を始める最良の方法は、目覚めの際に、今日は少なくとも一人の人間に、一つの喜びを与えることができないだろうかと、考えることである。
愛のなかには、常にいくぶんかの狂気がある。しかし狂気のなかには常にまた、いくぶんかの理性がある。
苦しみを共にするのではなく、喜びを共にすることが友人をつくる。
生きるとは、死にかけているようなものを絶えず自分から突き放していくことである。
孤独を味わうことで、人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。いずれにせよ、人格が磨かれる。
ブログ管理人のコメント
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」…映画や漫画でたまに聞く印象深いこの言葉はニーチェ発だったのですね!努力や良い人生を送るうえで役立つ金言が盛りだくさんです。
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」…映画や漫画でたまに聞く印象深いこの言葉はニーチェ発だったのですね!努力や良い人生を送るうえで役立つ金言が盛りだくさんです。
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(独: Friedrich Wilhelm Nietzsche、1844年10月15日 – 1900年8月25日)は、ドイツの古典文献学者、哲学者。随所にアフォリズムを用いた、巧みな散文的表現による試みには文学的価値も認められる。
ニーチェは、神、真理、理性、価値、権力、自我などの既存の概念を逆説とも思える強靭な論理で解釈しなおし、悲劇的認識、デカダンス、ニヒリズム、ルサンチマン、超人、永劫回帰、力への意志などの独自の概念によって新たな思想を生みだした。
有名な永劫回帰(永遠回帰)説は、古代ギリシアの回帰的時間概念を借用して、世界は何か目標に向かって動くことはなく、現在と同じ世界を何度も繰り返すという世界観をさす。これは、生存することの不快や苦悩を来世の解決に委ねてしまうクリスチャニズムの悪癖を否定し、無限に繰り返し、意味のない、どのような人生であっても無限に繰り返し生き抜くという超人思想につながる概念である。
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