なのに、自分が思っていた人間像と違っていたからといって、
相手を傷つけてもいい
そんな理屈が通ると、本気で思っていて?
もしかしたらどこかに模範解答はあるかもしれないけれど
丸写しじゃつまらなくない?
マリア様が、見ていらっしゃるわよ
私たちもいずれは年老いてしまうけれど、『今』を輝いているままで保存できる。
それはカメラに選ばれた私が、天から与えられた義務なのよ
あなたがこの世界の法律ではないでしょう
記事の内容も、文章も完璧なまでの美しさ
いろいろ考えているつもりよ、これでも
いいことだって、ずっと続くはずはないから、
浮かれてばかりはいられない
大切な人にさえ、わかってもらえれば
わかる?
離れて時間が経つと、じわじわ良さがわかる人間だ
「百合」というジャンルや言葉が一般に広まる前に百合世界を開拓していた本作。上品で機知に富んだ美しいセリフばかりです。ブログ管理人は高品質百合漫画を収集するのが趣味の1つ。
『マリア様がみてる』(マリアさまがみてる)は、今野緒雪による少女小説(ライトノベル)。また、続刊を含むシリーズの名称。それらを原作としたメディアミックス作品の総称(後述)。イラストはひびき玲音。略称はファンの間では「マリみて」だが、Webラジオ等では「マリア様」と呼ばれることが多い。さらにスピンオフ作品(姉弟シリーズ)として『お釈迦様もみてる』シリーズがある。
本シリーズは、東京都武蔵野の丘の上にあるという「私立リリアン女学園高等部」を主な舞台とした青春学園小説。同高等部の特徴である「スール」制度と、生徒会である「山百合会」(やまゆりかい)を軸に物語が展開される。
1997年(平成9年)に初の短編『マリア様がみてる』(文庫収録時、『銀杏の中の桜』に改題、再構成)が集英社発行雑誌「Cobalt」に掲載され、1998年(平成10年)に文庫第1巻である『マリア様がみてる』がコバルト文庫に書き下ろされた。以降、主要登場人物を中心とした「本編」とも言うべき物語はコバルト文庫に書き下ろし、「外伝」的な物語はCobaltに不定期掲載の後まとめて文庫化、という形で作品発表が続いている。シリーズの継続や各種のメディア展開により、コバルト文庫が本来ターゲットとする読者層である女性ばかりか、男性にも支持層が広がり、読者の8割以上は男性であると言われている。
ある朝、リリアン女学園の高等部に通う平均的な1年生・福沢祐巳(ふくざわ ゆみ)は、憧れの先輩である「紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)」こと、2年生の小笠原祥子(おがさわら さちこ)に呼び止められ、制服の身だしなみを正される。このことをきっかけに、高等部生徒会「山百合会」の本部である「薔薇の館」を訪れることになる祐巳。本作は、彼女を中心に乙女達の学園生活を描いた作品である。
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