日本のジャーナリスト フリーランスのジャーナリストとして各種メディアで活動している
自分の言葉でなければ、たとえ名文であっても、人の心に届かない。
日本にはいわば、「けしからん罪」が存在しています。それは、「法律には違反していないけれど、なにかけしからんよね」という、多くの人たちの気持ちであり、感覚です。
これは理屈ではなく、庶民感情です。たとえ法律に違反していなくても、なんとなくけしからんと思った好意や人は糾弾されてしまう。そうした風潮は日本にあります。
これは理屈ではなく、庶民感情です。たとえ法律に違反していなくても、なんとなくけしからんと思った好意や人は糾弾されてしまう。そうした風潮は日本にあります。
お金がたくさんあって、南の島のリゾートで一生遊んで暮らしていいよ
って言われても意外と出来るもんじゃない。
それは、人間というのが、「社会的な動物」だからなんです。
自分が社会の中で何か役立っているなとか、社会の中に自分の居場所があるなということを認識できて、
初めて生きがいを感じる事が出来るからなんですね。社会における自分の価値や存在を認識する、
その作業が「働く」ということなんですよ。
って言われても意外と出来るもんじゃない。
それは、人間というのが、「社会的な動物」だからなんです。
自分が社会の中で何か役立っているなとか、社会の中に自分の居場所があるなということを認識できて、
初めて生きがいを感じる事が出来るからなんですね。社会における自分の価値や存在を認識する、
その作業が「働く」ということなんですよ。
情報を集めるだけでは、あまり価値がない。その集めたものをどう扱うか、どう発信するか。きっと、情報だけでなく、モノでもそう。
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人は自分の話を聞いてもらうと、存外嬉しいものです。ましてや、初めて会った人が自分の話を熱心に聞いてくれると、感動すら覚えたりします。自分の話を聞いてくれる相手には当然、親しみを持つし、好感度も増します。
反対に、相手の話を聞くのも楽しいけれど、一方的に聞かされると、苦痛になってしまいます。
反対に、相手の話を聞くのも楽しいけれど、一方的に聞かされると、苦痛になってしまいます。
専門家と会って話すことももちろん大事ですが「良い質問」「素朴な質問」をしてくれる人と会って話すのも大事なんです。
組織を引っ張っていく立場の人が、「なにがなんでも目標を達成するぞ」という気迫を示すことで、プロジェクトや部や課をまとめていくことができます。
逆に部下にあれこれ命令するだけでは、「下にばかり押し付けて」と言うことになるからダメなんです。そうではなくて、「俺が全責任をとるぞ」という気迫を示す。これも、言葉ではない伝える力なんだろうと思います。
逆に部下にあれこれ命令するだけでは、「下にばかり押し付けて」と言うことになるからダメなんです。そうではなくて、「俺が全責任をとるぞ」という気迫を示す。これも、言葉ではない伝える力なんだろうと思います。
テレビに映っているものは、すべて「編集」されていることを忘れずに。報道されていることは「真実」というよりも「事実の一面」だという可能性があることを知っておきましょう。
知識をインプットするだけじゃなくアウトプットまでできるようになる、となるといきなりハードルが上がります。生半可な理解では人に伝えることはできません。私の場合NHKで「週刊こどもニュース」を手がけたときに小学6年生に大人向けニュースを理解してもらうにはどうすればいいか腐心しました。
上手く話せるようになりたいなら、「この人は話が上手い」と思う人を見つけて、なぜその人の話が面白いのかを考えてみてください。
記者が警察のところに行って、なにかありますか?と漠然と聞いても何も答えてくれません。
情報収集を行い、それをもとに自分の読みを立ててから質問すれば、警察もこちらに一目置くようになります。仮説を持って取材に行くから、相手との信頼関係が生まれるのです。
それはビジネスなどの営業活動でも同じでしょう。いい結果を生むのは相手との良好な信頼関係です。相手から信用を得るには、入手できる情報から、自分なりの仮説を立てることが重要なのではないでしょうか。
情報収集を行い、それをもとに自分の読みを立ててから質問すれば、警察もこちらに一目置くようになります。仮説を持って取材に行くから、相手との信頼関係が生まれるのです。
それはビジネスなどの営業活動でも同じでしょう。いい結果を生むのは相手との良好な信頼関係です。相手から信用を得るには、入手できる情報から、自分なりの仮説を立てることが重要なのではないでしょうか。
もっと深く、物事を理解したいなら、それを説明できるようになって初めて、理解したことと言える。説明できないということは、その知識や情報の消費者でしかなく、まだ、それをうまく活用できていないってことかもしれない。
業績が秀でていたり、事業が成功したりしても、愛される人と、疎まれる人がいます。
この違いは、謙虚さの有無、あるいはそれの程度の差にあるように思います。
愛される人は、たとえ血のにじむような努力をした結果、成功をおさめたとしても「みなさまのおかげで、ここまで伸びることができました」と言うなど、謙虚な姿勢や雰囲気を持っています。
一方、疎まれる人は「俺の才覚で、ここまで来たんだ。どうだ、すごいだろう」という雰囲気がそこかしこから漂います。
この違いは、謙虚さの有無、あるいはそれの程度の差にあるように思います。
愛される人は、たとえ血のにじむような努力をした結果、成功をおさめたとしても「みなさまのおかげで、ここまで伸びることができました」と言うなど、謙虚な姿勢や雰囲気を持っています。
一方、疎まれる人は「俺の才覚で、ここまで来たんだ。どうだ、すごいだろう」という雰囲気がそこかしこから漂います。
向学心、好奇心が、行動を生み出す。心に、それが湧かない人は、変化が難しいかもしれない。
たとえ自分の能力や努力によるところが大きいと思っても、それを口に出してしまうと、世間の反感を買ってしまいます。本音はそうであっても、時と場合によっては、建前とのバランスが大切になる場面があるものです。とくに記者会見などの公的な場では、そうしたことへの配慮も必要です。
一つ明らかにいえるのは、よけいなプライドを持っている人は「そこまで」だということです。意味のないプライドが邪魔をして、成長できるせっかくのチャンスを自らみすみす逃してしまうのです。実にもったいないことです。
伝えられる情報には、なにかしらの意図が裏にあることは少なくありません。それを読み取った上で、情報にふれると、正しい部分と、偏った部分が自ずと見えてくるものです。
専門用語や業界用語というのは、なんとなくカッコいいと思うのか、使ってみたくなるものです。
「コンテンツ」「シナジー」「ソリューション」などのカタカナ用語も似たような傾向があります。
でも、こうした用語は誰にでも通じる言葉ではありません。知らないよりは知っていた方がいいのですが、使う相手や場はしっかり考えるべきです。一般のお客さんなどに専門用語や業界用語を安易に使うのは避けた方がいいでしょう。
「コンテンツ」「シナジー」「ソリューション」などのカタカナ用語も似たような傾向があります。
でも、こうした用語は誰にでも通じる言葉ではありません。知らないよりは知っていた方がいいのですが、使う相手や場はしっかり考えるべきです。一般のお客さんなどに専門用語や業界用語を安易に使うのは避けた方がいいでしょう。
教養を1人で身につけるにあたって、誰でもできるのは、本を読むこと。読書です。
NHKを辞めて独立したとき、肩書がない厳しさを初めて味わいました。でもそのとき、記者時代に夜回りの合間などを使って、本を読み、独学した英会話から経済学の古典に至るまでの様々な教養が、自分の武器となりました。その後の執筆活動などにも大いに役立ったのです。
NHKを辞めて独立したとき、肩書がない厳しさを初めて味わいました。でもそのとき、記者時代に夜回りの合間などを使って、本を読み、独学した英会話から経済学の古典に至るまでの様々な教養が、自分の武器となりました。その後の執筆活動などにも大いに役立ったのです。
私はNHKの新人記者時代、先輩記者の書いた原稿をペンでひたすら丸写しして、腕と頭に文体を覚えさせました。やがて、自信をもって原稿が書けるようになりました。
本は読みっぱなしにせず、実際に誰かに伝えてみることが一番有効です。知識のない人間に、「そうだったのか!」と理解されるよう専門情報を的確に簡便に伝えるのは案外難しいですよ。
強者が設定したルールで競争しているかぎり、後からスタートした国々は不利な状況を強いられます。
「買い時はいつですか?」という質問も よく受けるのですが、 私は「欲しい時が買い時です」 と答えるようにしています。
結局、時代が今後どうなるかわからない。 その個人の人生も今後どうなるかわからない。 その時が買い時だったかどうかは 後になってしかわからないわけです。
結局、時代が今後どうなるかわからない。 その個人の人生も今後どうなるかわからない。 その時が買い時だったかどうかは 後になってしかわからないわけです。
相手に何かを伝える行為は、決して自分の知識をひけらかすことではありません。相手の立場を慮って、わかりやすく伝える気持ちを持つことが大事なのです。
ブログ管理人のコメント
この世の真理の数々が、まるで天気予報でも聞くかのようにするすると抵抗なく頭に流れ込んでくる聞き取りやすさと理解のしやすさ。さすが今をときめく池上氏です!会話の目的とは自慢や威圧ではなく、相手との相互理解だといつも心得ておきたいですね。
この世の真理の数々が、まるで天気予報でも聞くかのようにするすると抵抗なく頭に流れ込んでくる聞き取りやすさと理解のしやすさ。さすが今をときめく池上氏です!会話の目的とは自慢や威圧ではなく、相手との相互理解だといつも心得ておきたいですね。
池上 彰(いけがみ あきら、1950年8月9日 – )は、日本のジャーナリスト。かつてはNHKで、社会部記者やニュースキャスターを歴任。記者主幹だった2005年で退職したことを機に、フリーランスのジャーナリストとして各種メディアで活動している。
ニュース解説で多用する「いい質問ですねぇ!」は2010年、ユーキャンの主催する「新語・流行語大賞」の上位10位入りした。池上によると、この言葉が使われるケースは2つあり、1つは番組の流れ上、本来解説したい話題から離れてきている時に、本筋に戻せるような質問がされた時。もう1つは、質問そのものによって、池上自身がそのニュースに対しての認識を新たにする場合である。梶原しげる(文化放送出身のフリーアナウンサー)も、「素朴な疑問を投げかけてくれた聞き手への感謝の言葉である」と分析している。
コンセプトでもある「わかりやすい」説明が評判を呼び、時の人となる。また、本も数多く出版しており、一定の評価を得ている。
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