ドイツの詩人 劇作家 小説家 自然科学者 政治家 法律家
太陽が照れば塵も輝く。
涙とともにパンを食べたものでなければ、人生の味はわからない。
才能はひとりでに培われ、性格は世の荒波にもまれてつくられる。
なぜ、このように悪口が絶えないのか。人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている。
花を与えるのは自然、編んで花輪にするのは芸術。
自分自身を知るのは楽しんでいる時か悩んでいる時だけだ。
王様であろうと百姓であろうと、己の家庭で平和を見出す者が一番幸福な人間である。
あらゆる階級を通じて、目立って気高い人は誰か。どんな長所を持っていても、つねに心の平衡を失わない人だ。
お前のほんとうの腹底から出たものでなければ、人を心から動かすことは断じてできない。
自由に呼吸することは、人生を孤独にしない。
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われわれの本性は怠惰へ傾いている。だが、われわれは活動へと心をはげます限り、その活動に真の悦びを感ずる。
義務の重荷からわれわれを解放することのできるのは、良心的な実行のみである。
自由も生活も、これをかちとろうとする者は、日ごとに新しく闘いとらねばならない。
光の多いところには、強い影がある。
多数というものより気にさわるものはない。なぜなら、多数を構成しているものは、少数の有力な先導者のほかには、大勢に順応するなら.ず者と、同化される弱者と、自分の欲することすらわからずに従ってくる民衆とであるからだ。
すぐれた人々は他のものより損である。人々は自分を彼らと比較できないので、彼らを監視する。
有為な人間は、すぐに外面から内面へ向かって自己を教養する。
感覚は欺かない。判断が欺くのだ。
ブログ管理人のコメント
詩的で美しい言葉によってこの世の真理を鋭く言い当てた金言ばかりです。「まずは自分がどういう人間であるのかを知ること」は自己の人生を始めるうえで最優先です。
詩的で美しい言葉によってこの世の真理を鋭く言い当てた金言ばかりです。「まずは自分がどういう人間であるのかを知ること」は自己の人生を始めるうえで最優先です。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe、1749年8月28日 – 1832年3月22日)はドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家、法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残した。大作『ファウスト』は20代から死の直前まで書き継がれたライフ・ワークである。
その文学活動は大きく3期に分けられる。初期のゲーテはヘルダーに教えを受けたシュトゥルム・ウント・ドラングの代表的詩人であり、25歳のときに出版した『若きウェルテルの悩み』でヨーロッパ中にその文名を轟かせた。その後ヴァイマル公国の宮廷顧問(その後枢密顧問官・政務長官つまり宰相も務めた)となりしばらく公務に没頭するが、シュタイン夫人との恋愛やイタリアへの旅行などを経て古代の調和的な美に目覚めていき、『エグモント』『ヘルマンとドロテーア』『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』などを執筆、シラーとともにドイツ文学における古典主義時代を築いていく。
シラーの死を経た晩年も創作意欲は衰えず、公務や自然科学研究を続けながら『親和力』『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』『西東詩集』など円熟した作品を成した。
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