今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』(1936年)の著者として有名
嘘でない心からの賞讃を与えよう。心から賛成し、惜しみなく賛辞を与えよう。相手は、それを心の奥深くしまい込んで、終生忘れないだろう。与えた本人が忘れても、受けた相手は、いつまでも忘れないでいつくしむだろう。
深い思いやりから出る感謝の言葉をふりまきながら日々を過ごす。これが友を作り、人を動かす妙諦である。
あなたが明日出会う人々の四分の三は、「自分と同じ意見の者はいないか」と必死になって探している。この望みを叶えてやるのが、人々に好かれる秘訣である。
人は誰でも、他人よりも何らかの点で優れていると考えていることを忘れてはならない。相手の心を確実に掴む方法は、相手が相手なりの重要人物であるとそれとなく、あるいは心から認めてやることである。
笑顔は1ドルの元手もいらないが、1000万ドルの価値を生み出す。
人間は心を弾ませながら、何か興味深いことをしていると、めったに疲れない。
自分のしていることに興味を持つのはもちろん、そのことに喜びを抱いてこそ、はじめて成功できる。
自分に関心を持ってもらうために2年間費やさなくても、他人に関心を持てば、2週間でより多くの友人を作ることが出来る。
何かを成し遂げようという気持ちが無ければ、世間のどこへ行っても頭角を現すことはない。
何を幸福と考え、また不幸として考えるか。その考え方が幸不幸の分かれ目なのである。
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悩み事は、散歩して忘れるのが一番だ。まあ、ちょっと外へ出てみたまえ。ほら、悩みごとなんか、翼が生えて飛んで行ってしまう。
非難は愚者でもできる、理解は賢者しかできない。
小事に煩わされないために必要なことは、努めて力点を変えてみること。つまり、心の中に新しく愉快な視点を作ることだ。気にする必要もなく、忘れてもよい小事で心を乱してはならない。小事にこだわるには人生はあまりにも短い。
人間は理性の動物ではない。感情に動かされやすい、偏見に満ちた、自負心に動かされて行動する動物である。人を相手にする時は、常にこの心掛けを忘れないことだ。
疲労を予防することは、悩みを予防することに通じる。たびたび休養すること。疲れる前に休養せよ。
動かないことが疑いと恐れを生み出す。行動は自信と勇気を生み出す。もしあなたが恐れを克服したいと思うのなら、家の中で座って考えたりしてはいけない。外に出て、忙しくするのだ。
人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。この事実に気づいている人は、はなはだ少ないように思われる。しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、みずから動きたくなる気持を起こさせること…これが、秘訣だ。かさねていうが、これ以外に秘訣はない。
忘れてはいけない。幸せはあなたが何者であるか、あるいは、何を持っているかによって決まるのではない。何を考えるかによって決まるのだ。
ブログ管理人のコメント
今日の自己啓発書の基礎となる理念を作ったのがデール・カーネギーです。他人ではなく自分の行動や考え方を変えること。それだけで物事は好転していくと思います。
今日の自己啓発書の基礎となる理念を作ったのがデール・カーネギーです。他人ではなく自分の行動や考え方を変えること。それだけで物事は好転していくと思います。
デール・ブレッケンリッジ・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie:1922年頃までは「Carnagey」と表記)(1888年11月24日 – 1955年11月1日)は、アメリカの作家で教師にして、自己開発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者。
今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』(1936年)(原題:How to Win Friends and Influence People)の著者として有名である。また、『道は開ける』(1948年)(原題:How to Stop Worrying and Start Living)、(原題:Lincoln the Unknown)(1932年)なども著している。 カーネギーの著書では、他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることができる、という考えが柱のひとつとなっている。
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