時雨沢恵一のライトノベル 原作のイラストは黒星紅白
理解不能な人間を理解すための努力など、したくなかったんだよ
「なかった戦争」なんてものは、なかったのさ
……それでも行くかな? キノ。
道はいくらでもあるのに。自由に選べるのに
道はいくらでもあるのに。自由に選べるのに
「あれは、逃げ出した人達からの、祈りの言葉だ。作戦開始の合図でもある。
本当にできるかね? 人を……、撃てるかね?」
「射程内なら」
本当にできるかね? 人を……、撃てるかね?」
「射程内なら」
自ら模範を示さなければならないのだよ。それが正しい行為であっても、やってはいけない行為であっても
あなたを幸せにするのは
最後はいつだってあなただ
最後はいつだってあなただ
どんな人間でも、どんな国でも、ある程度他人や他国に迷惑をかけながら存在しているものですよ
人は人の残酷さにはよく気づく
あなたのその悲しみは やがてあなたになる
子どもも大人も未完成な人間であることには変わりはないのです!
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旅人に一番必要なのは、最期まであがいた後に自分を助けてくれるもの――。運さ。
戦争のことしか考えていない国も、戦争のことを考えていない国も、お断りだな
行動するときは、正しい情報を元に冷静に動け。”勇気”なんてものはいらない。俺に言わせればそれは”無謀”と同じだ。
ボクは神様ではありませんから。それだけです。
”守られている”と言うことは、”力がある”ということではないのですよ。
人間をぐうたらにしない何かが人生には必要なんだ
誰だって悪いことはしない。誰だって、何が悪いかは自分で決めている
世界は美しくなんかない、そしてそれ故に美しい
確かにこの世界は、 全く安全ではありません。 でもね、生き残ろうとする意思があれば そんなに簡単に滅びはしませんよ。
この場所を知らず 夢の地を目指し
夢の地に着いて この場所を知らず
夢の地に着いて この場所を知らず
あなたには、絶対に勝たねばと言う気負いがありすぎるんですよ。こんなこと言っては不謹慎かもしれませんが、勝負とは楽しむためにあるんです。殺すためではなく
この世界は美しく、そして輝いている。ボクの心を落ち着かせ、なごませてくれる。辛いことを忘れさせてくれる。それが、ボクの心がおかしくて、狂っていて、壊れていることの証明だとしても…
ブログ管理人のコメント
考えさせられる寓話的なエピソードが次々と綴られる本作。おしゃれで洗練されている印象の名言が多いです。ブログ管理人は本小説のイラストを担当している黒星紅白氏のファン。
考えさせられる寓話的なエピソードが次々と綴られる本作。おしゃれで洗練されている印象の名言が多いです。ブログ管理人は本小説のイラストを担当している黒星紅白氏のファン。
『キノの旅 -the Beautiful World-』(キノのたび ザ・ビューティフル・ワールド)は、電撃文庫から刊行されている時雨沢恵一のライトノベル、またこれを原作とするアニメ、ゲーム、ドラマCD作品。原作のイラストは黒星紅白。
第6回電撃小説大賞に応募され、最終選考に残る。電撃小説大賞は長編と短編を一括募集する賞だが、本作は応募時点で連作短編の形を取っていた。受賞からは漏れたものの、2000年3月に『電撃hp』Vol.6に全編が掲載され、その後、文庫本化。シリーズ累計で770万部を超える電撃文庫の大ヒットシリーズのひとつである。2006年7月、時雨沢恵一自身によるパロディ本『学園キノ』が発売された。角川つばさ文庫から、『キノの旅』に新たに短編の書きおろしを収録した『角川つばさ文庫版 キノの旅』が2011年7月より刊行。小中学生が読みやすいように配慮されており、1巻巻末にはキノとエルメスが対話している新規のあとがきが収録された。
旅人のキノが相棒でモトラドのエルメスと旅をしながら、様々な国を巡るという短編、1話完結型のファンタジーである。キノとエルメス以外にも、「師匠と相棒」「シズと陸」が主人公となる話があり、稀にこの3者以外が主人公の話もある。基本的にはキノら旅人が、毎話、独特の制度や技術、価値観を持つ国家や国民と関わるというストーリーで、そこに寓話の要素を持つ。本作はライトノベルにおける「寓話的異世界物語のさきがけ」であると評するものもいる。作者は、松本零士の『銀河鉄道999』がこの作品の根源にあると語っている。
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